書くことについて (続カキフライの中身は・・・・?) What made you write?
例えば、ある文章を読んでいていたく感動することがある。
ある気持ちを、言語化できることはその文の一つのメルクマールであることは疑い入れないだろう。
しかし問題は、その表現ではなくてその気持ちなのではないか?
この文章は、あの気持ちの言語化に成功している。と思えるのは、その気持ちが自分自身にあるからそう思うのだ。
それは、自分には全く琴線触れないような文章であっても、
ある人にとってはいたく感動するものであるかもしれないということである。
その感動は、本人が気づいているにしろ、いないにしろその気持ちが再起されることにより現れる。
むろん、感動とはこれに限った話ではないが、一つと考えてよいはずだ。
つまり、多くの人をそのような感動に包む文章は、その時代の象徴のようなものだ。
そして、人は感動があるから書くのだ。少なくともその逆ではない。