2010-01-01から1年間の記事一覧

たまには、文章を。

前回、ポール・オースターについて触れた。今回は、オースターについてである。いわゆる書評になればいいけども。ポールオースターは物語の作家である。そして、語り手が一人ではない。そう、何人も語り手がいるのだ。初期であれば、それは自己の分裂という…

日記、おしゃべり、またはその狭間  Writtenword and Spokenword

さて、最近気付いたがこのブログは実に偉そうだ。何か文章を書くことと偉そうなことって関係あるのだろうか?うーん。まあ、今回も例によって偉そうに始まる。今回は、「むろん」で始まり「絶対に」で終わる。では、始めよう。むろん、日記というのは、個人…

バルタザールどこへ行く?

自分で考えるって何だ?友人が興味深い記事を書いていた。→http://the-wind-sing.blogspot.com/2010/12/invisible-assetinvisible.html例によって、俺もこの話題を書いてみたい。俺は考えることとは、学ぶものであるといいたい。不思議なもので、自分で考え…

電子書籍について

電子書籍が出版を変えると言われている。どうでもイイやって言う人もいるかもしれない。電子だって読まないよというひともいるだろう。しかし、新しいものである。広まれば、変えないわけがない。パソコンが私たちの生活そのものすら変えてしまったように。 …

アメリカの友人

ある時非常に驚いたことがある。いつも変なことしか言わない中学の友達が、難しいことをしゃべりだしたのである。酒を飲んでいたら、急に内面の考察から自分の考え方に至る経緯を話し始めた。そんな内容でいつものように茶化すことなんて到底できずに僕は「…

あのドアの先見えてる?

いつからだろう?私がテレビを見なくなったのは。昔は暇さえあれば、それこそテレビのために早く帰ったこともあった。このブログの最期を見てもらえばわかるが私はテレビが大好きだったのだ。今はドラマもみないし、お笑いも本当に見なくなった。それはなに…

マーロウから遠く離れて。

驚いた。先日、mixiニュースで時間銀行というのが紹介されたらしい。時間銀行とは、ある考え方のようなものだ。時間銀行とはこうだ。毎日いくらかのお金が入ってくるが、その口座は毎日変わるんで、日付が変われば未使用のお金は使えなくなるという状況があ…

薬より、睡眠だろうといいたい。

我、病院を発見せり。このところ非常に体調が悪く、ついに寝込む事態になった。そこで近所の病院に行くと、そこがすごく楽しいことを発見した。いや、病院に行くこと自体ではなくて、自分の体についてあれこれいうことが楽しかった。ただでさえ体調を崩して…

時計を捨てよ!腹の音を聞け!

今回は随分と遅くなってしまいました。すいません。言い訳をしておくと、うまくまとまらなかったのです。今こうして書いているのは、開き直ったのです。でも、俺がとっ散らかしても、うまくやってくれるよ・・・・ね。 てな訳で、前回のお手紙→http://d.hate…

野球の記憶喪失

またお手紙がくる。もちろん宛先は私、らしい。応えなければならないのだろう。ゲームはすでに始まっているのだから。その手紙はこちら→http://d.hatena.ne.jp/todayt86/touch/20101101/1288639644では、書いてみます。貴兄の野球と時の考察、面白かったです…

新・闘う子供たち

今回は、ブログではありません。ある男への返答である。不思議なもので、もらった手紙は返さなければならないものらしい。その手紙はこちら→http://d.hatena.ne.jp/todayt86/touch/20101031/1288483921節々に嫌味が満載である。何故、彼は私のことを横綱なん…

野球の背中

今、横浜ベイスターズはゴダゴダしている。小学校3年からファンの俺には、何とも複雑である。そういえば、何で野球が好きなのか?日本シリーズ開幕を控えた今日は、俺が野球が好きなところを一つ書いてみたい。野球の醍醐味とは何か。例えば、投手とバッタ…

終着駅

私は書くことが嫌いだ。いや嫌いだった。ちょっとタイム。好きだったかな。いや、よくわからない。てな訳で、前回に引き続き「モーレスキン」のお話。前回の私は自分に問いを向けてしまった。何故割高に思えるノートを買うのか?。と我ながら、恨むばかりで…

Shall we do mawarimichi?

おかげさまで、このブログは大人気である。これを私は声を大にして言おうと思う。今のはウソである。全部ウソだ。大変申し訳ない。私だってこんなウソはつきたくはないが、ウソでもつかなければ書けない時だってある。てなわけで、今日は手帳のお話。みなさ…

一人で生きる。

何か前に「自分で考えること」について書いてみた。(「動くな、くたばれ、甦れ」を参照あれ)今日はその続き。途中から抜粋してみる。「自分で考えろ」にはいくつかの意味があると考えられる。1、少し文脈をみてからにしろ。(ルールに合わせろ)or(そのル…

21世紀の子供たち(三浦雅士氏の『考える身体』を読んで書くこと)

例えば、「なんで興味を持たないの?」の問いに対し「好き嫌いなんて勝手だろ」以外の答えを探すこと。これも何がしかの文章にはなる。私は興味があることと、ないことがかなりはっきりしている。自分ではそうは思わないけど、人から見ると態度で分かるらし…

動くな、くたばれ、甦れ!

「自分で考えろよ!」なんか引っかかる言葉じゃないですか。そう、「考えろ」って言葉です。この言葉を僕は生涯、何回言われたかわかんないけど、いまだに謎なんですよね。あまりにでかすぎる、言葉の意味が。僕が言われて記憶に残っているのが、初めて引っ…

夢で逢えたら

世の中にほっといてくれと言いたい。別にチェックのシャツにチェックのマフラーでもいいじゃんか。シャツインだろうが、アウトだろうといいじゃない。毎日、ユニクロだろうがいいじゃないの。みんなと同じ格好でいいじゃない。てな訳で今回は、洋服のお話。…

生半可な学生、又はパクリの肯定

JRG。 ジャン=リュック=ゴダールの『はなればなれに』という映画の中にこういう文章が黒板に映し出されるシーンがある。MODERN=CLASSIC なるほどねぇ。これが、最初に見たときに印象。しかし、映画の後にもっと立ち止まって考えてもよかったのかなと思う。…

写真って

僕にとって、写真というのは不思議だ。その位置が不思議なのだ。ビデオほど存在感はなく、まるで空気のように空間をとらえる。「はい、チーズ」といってもそんなに人を緊張させるものではないだろう。(ビデオレターというものに私は慣れることができない) …

語ることとは何か。聞くこととは何か。

突然友人がブログを綴りだした。綴りだした。なんてブログという名詞に合う動詞に会うのかわからないけど、なんとなくそんな感じだ。何がしかの意思を持って書き始めたのだ。ワタシハカカネバナラヌ。その意思は突然出てきたものなのか、それとも今まで隠し…

チャンピオンたちのトレーニング。

昔、なんとなくトレーニングをしようと思っていた時がある。水泳は三回で終わり、ジム通いは一月続き、ランニングは二週間続いた。たばこは三年続いている。そういうものだ。ハイホー。とまあ、なんとなく変わった文体で書いてみたが最後にランニングをして…

書くベクトルが向かう先とは

自分が書いているものは、自分が書いているものではないのかもしれない。こう書いていて、早速意味が自分でもわからなくなってしまう。ことの経緯はこうだ。その日は、とても悔しいことがあった。私は、それを忘れようとし忘れていたつもりであった。そして…

ミクシィの日記と自己イメージ

SNS、ミクシィをやっている人は、かなり多い。しかし、僕はやらない。めんどくさいというのが一番だが、なによりあの足跡システムが不気味だからだ。でも、ミクシィの話題になると全くついていけないわけでもない。その話題になる日記を書いているのも、友達…

身体、自分との距離またはニーチェ

結構前になるけど、芝居を見てきた。そこはアングラといっては違うけど、それにきわめて近い感じがした。友達の友達が座長ということなので、軽い気持ちで行ってみると不思議な雰囲気だ。その劇場は、閑静な住宅地にあり、ここだけ光で照らされているのは何…

ウケルー、または社会的儀礼

時代が変われば、その意味するものは異なる。また、その現れ方も異なる。後輩に、奈良出身の男がいる。あるとき、話をしていて飲み会の雰囲気がこっちと、地元とどう違うの?となんとなく聞いてみた。まあ、意外といろいろあって「へぇー」と思ったけど、一…