わかんねえ。

「お前、人生のビジョンある?」急に友人が聞いてきた。そんなことは、今まで言わなかったし、言うようなやつではない。「ないよ。」と一蹴したいのは、やまやまだが、そうもできない。どっかに引っかかるからである。うーん。あったほうがいいのかなぁ。と…

POST ENATU

『江夏の二十一球』というフレーズをご存じだろうか。79年の日本シリーズで広島のクローザー、江夏豊が投じた9回の投球数からきた言葉である。あまりに劇的なことから、この名がついている。たしか、最初に言い出したのは『スローカーブを、もう一球』の山際…

失うことのなにがしか

今年、私たちの卒業式はなかった。その私たちには、ぼくは含まれていないけど。そんなわけで仲間たちは、学校で卒業証書を受け取り、紙袋を下げ、追い出しコンパに来たわけだ。酔っぱらいながら、急に何かを失ったことに気づいた。いつかは終わるってわかっ…

俺から遠く離れて

覚えている人も多いでしょう。先週の土曜はすごい雨と風でしたね。そんな中で、僕は自転車を走らせ、びしょ濡れになってしまいました。そして、駅の改札であることに気づきます。財布がない。いやー、こんな日に。携帯電話で、後から出かけると言っていた妹…

テストの余白に

はあ。やっとテストが終わった。大変だった。でも、そんなこというと「学生のテストなんて所詮一夜漬けだろ?」なんて声が飛んできそうだ。今回は、声を大にして言う。死にそうになる。間違いなく。三日徹夜なんてざらだ。本当につらい。しかも、寝てないと…

人生の記憶喪失

最近でもないけど、友人達と一番自分に影響を与えた本は何か?という話になった。なんであろうか。私が本というものを、恐る恐る読み始めたのは大学に入ってからだった。それまでは、いかにしてベンチプレスを持ち上げるか、いかにして友達とアホな会話をす…

2011

みなさま、あけましておめでとうございます。今、私はせわしなく年も越し、やっと一息つける感じである。その間もテレビCMは巡るましい。クリスマス、正月の参拝のCMと続いていたのであるから。そういえば祝祭というのは、本来晴れと袈に分けられる上で語ら…

たまには、文章を。

前回、ポール・オースターについて触れた。今回は、オースターについてである。いわゆる書評になればいいけども。ポールオースターは物語の作家である。そして、語り手が一人ではない。そう、何人も語り手がいるのだ。初期であれば、それは自己の分裂という…

日記、おしゃべり、またはその狭間  Writtenword and Spokenword

さて、最近気付いたがこのブログは実に偉そうだ。何か文章を書くことと偉そうなことって関係あるのだろうか?うーん。まあ、今回も例によって偉そうに始まる。今回は、「むろん」で始まり「絶対に」で終わる。では、始めよう。むろん、日記というのは、個人…

バルタザールどこへ行く?

自分で考えるって何だ?友人が興味深い記事を書いていた。→http://the-wind-sing.blogspot.com/2010/12/invisible-assetinvisible.html例によって、俺もこの話題を書いてみたい。俺は考えることとは、学ぶものであるといいたい。不思議なもので、自分で考え…

電子書籍について

電子書籍が出版を変えると言われている。どうでもイイやって言う人もいるかもしれない。電子だって読まないよというひともいるだろう。しかし、新しいものである。広まれば、変えないわけがない。パソコンが私たちの生活そのものすら変えてしまったように。 …

アメリカの友人

ある時非常に驚いたことがある。いつも変なことしか言わない中学の友達が、難しいことをしゃべりだしたのである。酒を飲んでいたら、急に内面の考察から自分の考え方に至る経緯を話し始めた。そんな内容でいつものように茶化すことなんて到底できずに僕は「…

あのドアの先見えてる?

いつからだろう?私がテレビを見なくなったのは。昔は暇さえあれば、それこそテレビのために早く帰ったこともあった。このブログの最期を見てもらえばわかるが私はテレビが大好きだったのだ。今はドラマもみないし、お笑いも本当に見なくなった。それはなに…

マーロウから遠く離れて。

驚いた。先日、mixiニュースで時間銀行というのが紹介されたらしい。時間銀行とは、ある考え方のようなものだ。時間銀行とはこうだ。毎日いくらかのお金が入ってくるが、その口座は毎日変わるんで、日付が変われば未使用のお金は使えなくなるという状況があ…

薬より、睡眠だろうといいたい。

我、病院を発見せり。このところ非常に体調が悪く、ついに寝込む事態になった。そこで近所の病院に行くと、そこがすごく楽しいことを発見した。いや、病院に行くこと自体ではなくて、自分の体についてあれこれいうことが楽しかった。ただでさえ体調を崩して…

時計を捨てよ!腹の音を聞け!

今回は随分と遅くなってしまいました。すいません。言い訳をしておくと、うまくまとまらなかったのです。今こうして書いているのは、開き直ったのです。でも、俺がとっ散らかしても、うまくやってくれるよ・・・・ね。 てな訳で、前回のお手紙→http://d.hate…

野球の記憶喪失

またお手紙がくる。もちろん宛先は私、らしい。応えなければならないのだろう。ゲームはすでに始まっているのだから。その手紙はこちら→http://d.hatena.ne.jp/todayt86/touch/20101101/1288639644では、書いてみます。貴兄の野球と時の考察、面白かったです…

新・闘う子供たち

今回は、ブログではありません。ある男への返答である。不思議なもので、もらった手紙は返さなければならないものらしい。その手紙はこちら→http://d.hatena.ne.jp/todayt86/touch/20101031/1288483921節々に嫌味が満載である。何故、彼は私のことを横綱なん…

野球の背中

今、横浜ベイスターズはゴダゴダしている。小学校3年からファンの俺には、何とも複雑である。そういえば、何で野球が好きなのか?日本シリーズ開幕を控えた今日は、俺が野球が好きなところを一つ書いてみたい。野球の醍醐味とは何か。例えば、投手とバッタ…

終着駅

私は書くことが嫌いだ。いや嫌いだった。ちょっとタイム。好きだったかな。いや、よくわからない。てな訳で、前回に引き続き「モーレスキン」のお話。前回の私は自分に問いを向けてしまった。何故割高に思えるノートを買うのか?。と我ながら、恨むばかりで…

Shall we do mawarimichi?

おかげさまで、このブログは大人気である。これを私は声を大にして言おうと思う。今のはウソである。全部ウソだ。大変申し訳ない。私だってこんなウソはつきたくはないが、ウソでもつかなければ書けない時だってある。てなわけで、今日は手帳のお話。みなさ…

一人で生きる。

何か前に「自分で考えること」について書いてみた。(「動くな、くたばれ、甦れ」を参照あれ)今日はその続き。途中から抜粋してみる。「自分で考えろ」にはいくつかの意味があると考えられる。1、少し文脈をみてからにしろ。(ルールに合わせろ)or(そのル…

21世紀の子供たち(三浦雅士氏の『考える身体』を読んで書くこと)

例えば、「なんで興味を持たないの?」の問いに対し「好き嫌いなんて勝手だろ」以外の答えを探すこと。これも何がしかの文章にはなる。私は興味があることと、ないことがかなりはっきりしている。自分ではそうは思わないけど、人から見ると態度で分かるらし…

動くな、くたばれ、甦れ!

「自分で考えろよ!」なんか引っかかる言葉じゃないですか。そう、「考えろ」って言葉です。この言葉を僕は生涯、何回言われたかわかんないけど、いまだに謎なんですよね。あまりにでかすぎる、言葉の意味が。僕が言われて記憶に残っているのが、初めて引っ…

夢で逢えたら

世の中にほっといてくれと言いたい。別にチェックのシャツにチェックのマフラーでもいいじゃんか。シャツインだろうが、アウトだろうといいじゃない。毎日、ユニクロだろうがいいじゃないの。みんなと同じ格好でいいじゃない。てな訳で今回は、洋服のお話。…

生半可な学生、又はパクリの肯定

JRG。 ジャン=リュック=ゴダールの『はなればなれに』という映画の中にこういう文章が黒板に映し出されるシーンがある。MODERN=CLASSIC なるほどねぇ。これが、最初に見たときに印象。しかし、映画の後にもっと立ち止まって考えてもよかったのかなと思う。…

写真って

僕にとって、写真というのは不思議だ。その位置が不思議なのだ。ビデオほど存在感はなく、まるで空気のように空間をとらえる。「はい、チーズ」といってもそんなに人を緊張させるものではないだろう。(ビデオレターというものに私は慣れることができない) …

語ることとは何か。聞くこととは何か。

突然友人がブログを綴りだした。綴りだした。なんてブログという名詞に合う動詞に会うのかわからないけど、なんとなくそんな感じだ。何がしかの意思を持って書き始めたのだ。ワタシハカカネバナラヌ。その意思は突然出てきたものなのか、それとも今まで隠し…

チャンピオンたちのトレーニング。

昔、なんとなくトレーニングをしようと思っていた時がある。水泳は三回で終わり、ジム通いは一月続き、ランニングは二週間続いた。たばこは三年続いている。そういうものだ。ハイホー。とまあ、なんとなく変わった文体で書いてみたが最後にランニングをして…

書くベクトルが向かう先とは

自分が書いているものは、自分が書いているものではないのかもしれない。こう書いていて、早速意味が自分でもわからなくなってしまう。ことの経緯はこうだ。その日は、とても悔しいことがあった。私は、それを忘れようとし忘れていたつもりであった。そして…