免許証というライセンスまたは資格の条件
面白い小説は何に例えれられるのか?
100人いたら100個の答えが出来てほしい質問だ。
前に小説を、乗り物と例えるのをどこかで耳にした。
そこで、僕は乗り物は乗り物でも、自動運転自動車に近いのではないかと思う。
どこに連れてかれるのかは全く分からない。
これからどこに行くんだろうとか、この景色は深い意味があるのだろうなんて考えている暇はない。ただ楽しむのだ。
知らない土地に行けるかもしれない。その土地について知ることもできよう。
また、そこから見る人々も充分に楽しい。
いい景色だなぁなんて思っていると、急に、わき道に入ったり、いや、そっちに道はないよ!と焦ったり・・・
そして、コースは同じなのにまた乗ってしまったら、前回とはまったく異なる景色に気付いたり。
ガソリンが永遠に続けばいいのになんて考えてしまったら、それはとても楽しかったドライブといってよい。
でも、恐らくこの比喩で言いたかったことは、その車に乗るのはライセンスが必要ということである。
でも、普通の資格とは違う。目に見える資格でもないし、もっといえば資格でもない。
その椅子が心地よいか、何かこの車に乗っていれば楽しくなりそうだという勘に近いものだ。
その最たるものは、なんでこの車はわたしが通ってきた道を知っているのだろうか?という既視感だろう。
そういう場合は、気をつけた方がいい。そこの景色に見えるものは、自分自身かもしれないから。